WPAK32紹介

耳コピをしたことがある人なら, 音が速すぎて聴き取れない,
低すぎて聴き取れない, 埋もれて聴き取れないという経験をしたことがあると思います。
そんな方にお奨めなのが, MIO.Hさん作のWPAK32です。

WPAK32はWAVファイルに対してリアルタイムにテンポチェンジやフィルタなどの
処理を行なうことができる, 耳コピに特化したWAVプレイヤです。
対応ファイル形式は, WAVファイルとビットレート固定(CBR)のMP3ファイルです。

再配布は許可されているので転載させていただきます。
wpak109e.lzh(実行ファイル)
wpakhlp.lzh(ヘルプファイル)

配布元サイト (2002/9現在休止中)
http://www.oersted.co.jp/~mio_h/

◎スクリーンショット(Ver. 1.09e)
スクリーンショット

◎基本機能説明
○再生開始・終了位置選択
ある区間を繰り返し聴きたいときに使います。
自動リピートもできます。

○ソース
Stereo: ステレオ再生
L+R: 左右のチャンネルの和
L: 左チャンネルのみ
R: 右チャンネルのみ
L-R: 左右のチャンネルの差
L-Rを使うと真ん中で鳴っている音(ボーカル, ベース, ドラムなど)が
抜け落ちるので端のほうで埋もれている音が聴き取りやすくなります。
場合によっては, L/Rよりも強力です。

○ピッチ
×2: 1オクターブ上げます。低音の聴き取りに有効です。
×1/2: 1オクターブ下げます。高音の聴き取りに有効です。

○速度
×2: 速度を2倍にします。 耳コピではあまり使わないと思います。
×1/2: 速度を1/2にします。 高速フレーズの聴き取りに有効です。

○フィルタ
フィルタ処理を行ないます。 ローパスフィルタ(低い周波数を通すフィルタ)と
ハイパスフィルタ(高い周波数を通すフィルタ)を作っておくと便利です。

・ローパスフィルタ設計例
ベースなど低音楽器の聴き取りに有効です。
場合によってはピッチ×2と併用するとさらに有効です。
ローパスフィルタ設計例

・ハイパスフィルタ設計例
低音が抜けるので中高音の聴き取りに有効です。
場合によってはピッチ×1/2と併用するとさらに有効です。
ハイパスフィルタ設計例

WPAK32で耳コピライフを満喫しましょう。
最後に, WPAK32を開発されたMIO.Hさんに感謝したいと思います。

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